阪神の前監督・岡田彰布オーナー付顧問(67)が、6日に春季キャンプが行われている沖縄・宜野座村野球場を訪問。練習前には、3日に脳梗塞のため死去した〝ミスタータイガース〟こと吉田義男さんをしのび、首脳陣や選手とともに、黙とうをささげた。
岡田前監督にとって吉田さんは現役時代に救いの手を差し伸べてくれた恩師。1985年の第2次吉田政権時には、外野手から二塁手にコンバートされ、チームも球団初の日本一を達成した。「俺も(現役時代に)8人ぐらい監督代わったけど。その中で一番すごい栄光を勝ち取ったわけやから、唯一な。ずっとそういう存在であるのは間違いないわな」としみじみと話した。
また、この日は監督時代と変わらずブルペンに足を運び、投手陣を最後まで見守った。中でも目に止まったのが23年のMVP&新人王右腕・村上頌樹投手(26)だったといい、「村上は今年一番勝つと思うけど。そら、普通の目で見てなボールの質が全然ちがうやんか」とキッパリ。
昨季は前半戦に相手のエース級投手とぶつかる火曜日を任されていたことから、「それだけキツいポジションやったし、出ばなくじかれた感覚の1年になってしもうたけど」としながら「そう意味でも今年にかけるんちゃう。仕上がり的にはどこで投げてもいいようにも見えたけどな」と絶賛した。
その一方で、村上の同学年右腕で昨季13勝を挙げた才木浩人投手(26)には、厳しい言葉を投げかけた。「平均的に見たら村上の方がええよな。才木はまだ怖さがあるよな、後半よくなかったからな、はっきり言うて。フォークボールが全然ダメやもんな」。
コントロールの面で村上との差を感じているといい、特にフォークボールの軌道がボールゾーンからボールゾーンへ落ちてしまっていることを指摘した。「完全にボールボールのフォークになってしまったよなあ。まあでも、開幕にちゃんと合わせてくれればええピッチャーやけどな。今の過程ではほど遠いような感じはするけどな、おーん」と首をかしげていた。
岡田顧問から太鼓判を押された23年MVP右腕と、まさかのダメ出しを食らった昨季チーム最多勝右腕。両投手ともに今季の活躍が期待されているが、果たしてどうなるか――。












