ドジャース・大谷翔平(30)の元通訳の水原一平被告(40)の違法賭博事件でブックメーカーだったマシュー・ボイヤー被告(49)が米メディア「ニューヨークポスト」に「水原被告が大谷選手からカネを盗んで賭博に使っていたのは明らかだった」などと生々しい証言をしている。

 大谷の口座から1700万ドル(約26億3500万円)を不正送金したとして銀行詐欺罪と納税の虚偽申告で起訴され、禁錮4年9か月を求刑された水原被告は、胴元だったボイヤー被告を通じて違法賭博に手を染めた。

 借金が膨らんでも水原被告からの送金は止まらず、ボイヤー被告は「彼は一瞬たりとも金額に左右されるような態度を取らなかった。とても礼儀正しく、敬意を持って接してくれた。彼は深刻なギャンブル依存症の問題を抱えていたと心から信じています」と話し、賭け金の出どころは聞かなかったという。

 検察側は2021年9月から2024年1月までボイヤー被告を通じて少なくとも1万9000件の賭けが行われたと見ており、結果的に4067万ドル(約61億円)の負債を抱えた。賭け金の上限も上がり、一時期は2週間ごとに50万ドル(約7760万円)がボイヤー被告に送金されていたという。

 さらにボイヤー被告は昨年9月に亡くなったMLB最多安打保持者のピート・ローズ氏もクライアントだったと明かし「彼は完全に強迫観念にかられていた。疑いの余地はない」。現在のプロスポーツ界についても「選手の約半数が賭けている。50%がギャンブルをしているとしたら、そのうち10%は依存症だと思います。自分のスポーツに賭ける人は3%未満と考えています」と話した。

 水原被告は2月6日に判決を控え、違法賭博、マネーロンダリング、虚偽の納税申告で有罪となっているボイヤー被告は4月4日に判決を受ける予定だ。判決後、ボイヤー被告はこれら体験を綴った本を出版する予定だという。