公認会計士の佐藤さおり(沙織里)氏(35)が9日、都庁で会見を開き、東京・千代田区長選(26日告示、2月2日投開票)に無所属での出馬を表明した。昨年から火が付いているSNS選挙の2025年第1ラウンドとなりそうな雲行きだ。
掲げる政策はシンプルに減税だ。「千代田区を減税特区にして、区民税の10%引き下げを掲げています。国民、区民の目線でまずは区民に還元することを一番に戦っていきたい」
大手会計事務所に勤務し、公認会計士の過酷な労働状況を目の当たりにして、「政治だったら法律を変えられる」と22年に政治家女子48党のプロジェクトに応募。すぐさま頭角を現し、立花孝志氏が党首の座を禅譲しようとした本命でもあった。
23年の千代田区議選、昨年の衆院選では千代田区を含む東京1区から無所属で立候補し、1日で10か所近くを回るドブ板選挙を展開。すると「減税メガネ」で脚光を浴び、国政政党の候補者を押しのけ、4位に食い込む善戦を見せた。SNSでは、財務省やメディアへのユーモアあふれるぶっちゃけトークで、ユーチューブの登録者数は26万人を超え、この1か月の再生数は3000万回に迫る勢いで、石丸伸二氏も関心を寄せる存在となっている。
区長選には小池百合子都知事の愛弟子で知られる現職の樋口高顕区長が再選を目指して出馬を表明している。佐藤氏は「一部で夏の都議選の前哨戦で小池さんと石丸さんの代理戦争だなんて言われるが、区民の皆さまだけでなく、国民の皆さまに注目していただきたい選挙」と意気込んだ。
前日に募集した選挙ボランティアはすぐさま30人以上の応募があった。「私の支持層は同世代の30~40代の女性がメイン。そこをもっと伸ばしていきたい。既存の選挙に行く層は現役の区長がガッツリ押さえている。演説にも聞きに来られないくらいの共働きで忙しい層にリーチしていく」
SNS選挙で話題となった石丸氏や国民民主党の玉木雄一郎代表、立花氏らの良いとこ取りした次世代ハイブリッド型ともいえる佐藤氏が新たな旋風を巻き起こせるかが注目される。











