メッツのフランシスコ・リンドア内野手(31)の〝過小評価〟が議論を呼んでいる。攻守の要として今季の〝ミラクルメッツ〟をけん引したリードオフマンで、ドジャース大谷翔平のMVP争いのライバルとも評された。しかし、大谷の満票1位に対してリンドアは2位に23票とまったく歯が立たなかった。

 遊撃を守りながら打率2割7分3厘、33本塁打、91打点、29盗塁と好成績を残し、メンドーサ監督もかねて「大谷がやったことはかなりとんでもない偉業だが、我々は最も価値のある選手について話している。それは他でもないリンドアだ」と話していた。それがインディアンズ時代の2019年以降、オールスター出場もなく、ゴールドグラブ賞も逃し続けている。なぜこんなに評価が低いのか。

 2021年にメッツ移籍後、守備のスキルはあっても打撃面で期待に応えられなかった。メディア「モトシスリスモ」は「彼のOPS(出塁率プラス長打率)は21年が734、22年が788、23年が804に過ぎず、攻撃面での貢献が不足していた。彼の本当のポテンシャルはまだ十分に認められていないことが明らかになった」としたうえで「年を追うごとに彼はリーグでもっとも称賛される選手の1人になる。今年のパフォーマンスは間違いなく、彼が将来受ける評価に役立つ」と分析している。

 MLBコムのウィル・リーチ氏によると、エンゼルスのマイク・トラウトも過去に名前が上がりながらも評価が伴わない時期があったという。無類の勝負強さで何度もチームのピンチを救ったが、攻守ともに継続して結果を残すことが重要。大谷の存在は大きいが、原因はそれだけではないようだ。