新日本プロレスで〝虎ハンター〟の異名を取った名レスラーの小林邦昭さんが9日に68歳で死去していたと、10日に発表された。

 小林さんは現役中の1992年に大腸がんを患い、闘病しながら2000年4月までリングに上がった。引退後は、新日本道場の管理人を務め、後進育成にも尽力した。元WWEスーパースターの「KENSO」こと鈴木健三氏は、同期入門の新日本・棚橋弘至社長とともに小林さんから薫陶を受けた一人だ。

 教え子だった健三氏は「私が新弟子の頃ですが、小林さんはガンを患ってからも、体のカッコ良さは全く変わらず。毎日、トレーニングする姿からは、自分の運命を少しずつ軌道修正するかのような、執念を感じました。全く生きる事にブレていませんでした」と追悼コメント。小林さんは闘病しながらも道場で懸命に汗を流し、道場生たちに自らの身をもって教えていたという。

 健三氏は現在、共同テレビのプロデューサーを務めており、同氏が手掛ける「反骨のプロレス魂」(BSフジ)の第1回ゲストは、小林さんだった。「今思うと、死に方を教えてくれたのかと思います。安らかにお眠りください」と〝恩師〟をいたんだ。