作家の百田尚樹氏が代表を務める日本保守党が31日、東京・江東区内で行った街頭演説会で、緊張が走る場面があった。

 衆院東京15区補選(4月16日告示、28日投開票)を控え、イスラム思想研究家の飯山陽氏を擁立する同党は連日、江東区内で政治活動を行っている。

 この日、豊洲で行われた演説会でマイクを握った百田氏は「4月28日に何かがあるんでしょう。これはすごく大きな戦いです。一補選だけではとどまらない。日本全体の運命がかかっている戦い」と意気込んだ。

 29日に小池百合子都知事が特別顧問を務める「ファーストの会」は作家の乙武洋匡氏の擁立を固めた。百田氏は「乙武を都民ファースト、小池百合子が出すと。何があったか知りません。自民党も公明党も乗っかった。私はそれを見た時、思いました。自民、公明、小池百合子集まっての『日本保守党への宣戦布告だな』」と発言すると、聴衆の中から「違う!」との異論の声が上がったのだ。

 すぐさま百田氏は「違う? 誰が違うって言ったの?」と声がした方を指したが、発言者は出てこないまま。100人以上集まった聴衆はかたずをのんだが、別の聴衆から参政党の質問が出たことで、討論にはならなかった。

 その後、百田氏は「乙武さんは信念、主張はあるが、すべてリベラルです。非難するつもりはない。そのリベラルに自民党が乗っかったのが大きい。今回、日本保守党を潰すためなら小池と組んでもいいんじゃないかと。これはハッキリ言いませんけどね。こういう流れですから非常に大きな戦いです」と呼びかけた。