鉄仮面ルーキーの意外な素顔とは――。巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(22)が30日の阪神戦(東京ドーム)の7回一死一、三塁から救援登板し、火消しに成功した。

 連投も何のその。前夜の同カードでは初ホールドを記録した西舘は、この日はピンチを招いて降板した先発・グリフィンに代わってマウンドへ。緊張感を感じさせない堂々とした表情で、代打・糸原を左飛、続く近本も右飛と阪神打線をピシャリと断ち切った。

 これに西舘は「本当にゼロで抑えられたので、良かったと思います。(グリフィンも)すごい喜んで(ベンチで)迎えてくれたので」と控えめに手応えを告白。連投での体のコンディションについても「特に張りとかもないです」とひょうひょうと明かした。

 新人とは思えないポーカーフェースが特徴の西舘。その心境はなかなか察し難いものがあるが、傍で見守る杉内投手コーチはある意外な「前兆」についてこう明かした。

「『手汗をかく』っていうくらい緊張するらしいから、たぶん手汗マックスだったんじゃないすか、今日は」(杉内投手コーチ)

 表情には出なくとも、体の変化に現れているという大物ルーキーの心情の変化。同コーチも「緊張してるように見えないけど、緊張してんだよな(笑い)」と驚きを隠せなかった。

 クールな表情とは裏腹に、初々しい一面も併せ持つ即戦力右腕。今後も「7回の男」としてチームの快進撃を支えていく。