宝塚歌劇団の劇団員が急死した問題をめぐって遺族と劇団側の交渉が合意したことを受けて、急死した劇団員の母親がコメントを発表した。
母親は「あの日から季節は幾度か変わりましたが、私たちの時間は止まったままです。娘を想わない日はありません。娘に会いたい、抱きしめたい、ここに居てくれたらと一日のうちの瞬間、瞬間に何度も思っています」と喪失感を語った。
劇団側の調査チームが11月に発表した「パワハラはなかった」という報告について「『証拠があるなら是非お見せいただきたい』と画面越しに挑んでこられた劇団の記者会見は、今でも鮮明に覚えています」と振り返った。「今更ながら、2年半前にヘアアイロンによる火傷があった時に泣き寝入りせず、声を上げれば良かった、昨年2月に劇団がヘアアイロンによる火傷の事実を『事実無根』と発表した時に抗議すれば良かったと、後悔してもしきれません」と後悔をにじませた。
そして「阪急阪神ホールディングス、宝塚歌劇団の幹部の方々に、もしご自分の娘が同じことになったら、どうされたのかと、お尋ねしたいです」と問いかけた。娘に対して「決して弱かったわけでも、我慢が足りなかったわけでもありません。過酷な労働環境と、酷いパワハラの中でも、全力で、笑顔で舞台に立っていました。強く生きていました。私たちはそんな娘を誇りに思っています」と語った。
今回、劇団側はパワハラを認め、謝罪したが「言葉では言い表せないたくさんの複雑な想いがあります。娘に会いたい、生きていてほしかったです」と切実な思いを語った。











