女子プロレス「スターダム」を3月いっぱいで退団する林下詩美(25)が、退団発表後初の大会で涙を流した。

 スターダムは22日に詩美、ジュリア、MIRAI、桜井まい、弓月が3月31日付で退団すると発表。所属としてのラストマッチは31日の山形ビッグウィング大会だが、ジュリアと詩美は4月12日の東京・後楽園ホール大会を最後に団体を去る。

 ラストマッチに向け、23日の奈良県コンベンションセンター大会で詩美は舞華、上谷沙弥、飯田沙耶とユニットを超えた黄金世代チームを結成し、ジュリア&桜井&鈴季すず&星来芽依と対戦した。

 30日の仙台大会では、上谷とのタッグで保持するゴッデス王座の防衛戦で、鈴季&星来の挑戦を受けることも決定的になっている。タッグとして前哨戦となるため、詩美は上谷と好連係で圧倒し、流れを譲らない。

 さらに星来を舞華と2人で持ち上げると、上谷&飯田がトップコーナーから殴りかかる合体技だ。最後は上谷が星来をスタークラッシャーでマットに叩きつけ、3カウントを奪った。

 試合後マイクを持った上谷は「3月30日、アフロディーテ vs クレイジースター、最強で最高の最後の時を過ごそう」と挑戦者組に語りかけると、鈴季から「もちろんうちらがそのベルトを取る。詩美、勝ち逃げなんてさせねえから」と宣戦布告された。

同期のメッセージに感極まる詩美
同期のメッセージに感極まる詩美

 相棒からマイクを渡された詩美は「黄金世代で組むの、こんなに楽しいんだなって思ったよ…」と涙を流した。すると同期の飯田から「これまで何回かシングル(マッチを)したけど、いまだにお前には勝てずにいる。最近はシングルで戦えてないし、お前はいなくなるし…。でも大丈夫。あっしはいつでもお前と戦うことを望んでいるから。今より強くなってお前の前に立ってやる。だから待っててくれよ」と、涙で惜別のメッセージを送られた。

 飯田の言葉に詩美は「すごい楽しかったけど、また黄金世代でやりたい気持ちもあるから。思い出に残さず、お前らも成長しとけよ」と泣きながら言い切った。これまで何度も熱戦を繰り広げてきた舞華からは「うちらは最高のライバルなんだから、離れたって、いつだって戦う理由はある。私たちはいつでも戦う準備できてるから。寂しくなったら帰ってこい」と優しくなだめられた。

 最後に詩美からマイクを託された上谷が「これからもそれぞれの夢に向かって頑張っていくので、どこまでも付いてきてください! 今を信じて、明日に輝け! ウィアー、スターダム!」と絶叫し、大会を締めた。