米大リーグ(MLB)のドジャースに所属する大谷翔平選手の専属通訳を務める水原一平氏が、違法賭博によって解雇されたことを受けて〝サッカー賭博〟に注目が集まっている。
米紙「ロサンゼルスタイムズ」が、水原氏が違法なスポーツ賭博によってつくった借金を返済するために、大谷の口座から少なくとも約450万ドル(約6億8000万円)をブックメーカーに送金したと伝えている。
米スポーツ専門放送局「ESPN」は、水原氏が行った違法賭博はサッカー賭博などと指摘した。では、水原氏がハマってしまったサッカー賭博とはいったいどのようなものなのか。
ブックメーカーを通じて賭けるスポーツ賭博は年々市場が拡大しており、世界ではあらゆる競技の賭博が存在し、サッカーは競馬を抜いて近年最大の市場となっている。〝本場〟のイングランド・プレミアリーグを始め、イタリア、スペインなど主要リーグの試合が賭けの対象になっており、結果だけでなく細かなプレーの一つひとつまで賭けられている。
もちろん代表チームの試合も対象で、2018年ロシアW杯では掛け金の総額が1300億ドル(約20兆円)以上に達したとの指摘もあり、まさに超ビッグマネーが動く市場だ。
そうした背景もあり、賭けの対象となる試合結果などを意図的に操作する八百長行為も後を絶たない。マフィアなどの犯罪組織が絡んで非合法活動やマネーロンダリング(資金洗浄)などのために行うケースや、クラブが成績向上のために主導するケース、さらには選手や審判が利益を得るためなど多くの八百長が存在する。
中でも問題化しているのが、サッカー選手が関与するケース。2006年に発覚したイタリアサッカー界の「カルチョ・スキャンダル」では、ユベントスが降格など多くの名門チームや選手たちが処分されて激震が走った。
スポーツ賭博は米国では約40州で合法。だが水原氏が拠点を置くカリフォルニア州では違法となっている。日本では法律で認められていない賭博はもちろん違法だが、Jリーグなどプロサッカーの試合を対象としたサッカーくじ「toto」が、文部科学省のもと独立行政法人日本スポーツ振興センターにより運営、発売が行われている。











