群馬県の山本一太知事(66)が今月からTikTokで県政を語る企画をスタートさせたが、その内容がぶっ飛んでいる。「ひまゆき」なる元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏(47)をマネたキャラが登場し、話し方だけでなく髪形や衣装まで、前代未聞の完コピしているのだ。

 TikTokでのショート動画には、机の上にマイクとビールが置かれ、アゴヒゲに白髪交じりの髪形、片耳にはイヤホンを着け、黄色のパーカを羽織った男性が、リスナーからの質問に身ぶり手ぶりを交えて、次々と答える。ひろゆき氏のユーチューブライブではおなじみのスタイルだが、この男性はよく見るとひろゆき氏ではなく、山本氏だ。

「群馬県知事 山本一太」のTikTokアカウントで、ひろゆきモノマネバージョンが配信されたのは今月4日から。

「知事がよく東京に出張しているが必要あるのか?」の質問に「必要あると思いますね。山本知事は群馬県の本気度と熱意を伝えるためにちゃんと動いてんすよ」と回答。「子育てしやすいお薦めの場所は?」には「群馬は東京から割と近いのに驚くくらいに自然も多く、物価も安い。しかも知事は『日本一、子育てしやすい県』を目指していて、群馬県いいと思うんすよ」などと山本氏のPRも多いが、県の諸政策について、かみ砕いて説明している。

 県戦略企画課は「県民に政策を知ってもらうことが大切で、特に若い人たちが県政に関心がなかったりする中で、情報を届けるために発信力のあるひろゆきさんのモノマネをしている」と〝ひろゆきバージョン〟を始めた経緯を説明する。

 山本氏は1995年に参院選で自民党から当選し、4期務めた後に群馬県知事に転身。現在は2期目となる。「安倍晋三氏の応援団で知られ、ブログやツイッター(X)などSNSで情報発信する政治家のはしりで、国会議員ナンバーワンのブロガーになったことも。林芳正氏や浜田靖一氏らと『Gi!nz(ギインズ)』という音楽バンドを組んで、ボーカルを務めていました。とにかく議員の既成概念にとらわれない人でした」(永田町関係者)

 山本氏とひろゆき氏は交友が深く、モノマネを始めるにあたって本人の了承は得ているという。ひろゆき氏はXに「群馬県知事の山本一太さんがTikTokを始めたようなのですが、どうコメントして良いやら、、、練習とか撮り直しをしてるのかと思うと、、、」とポストしている。

 ひろゆき氏のモノマネ先駆者である「ひろゆかない」はXに「一太さん歌上手いからモノマネ上手いですね、、最後笑ってしまってるし、、おい、も即興で撮ってみましたー」と反応するなど思わぬモノマネバトルにも発展している。

 山本氏はモノマネについては県メディア戦略アドバイザーなどの企画だとして、「どんなムチャぶりでも受けざるをえなかった。練習する時間が前の日と朝しかなかったんですけども、その割には頑張ったかなと思います。ひろゆきさんはある意味、時代の寵児でもあるので、そういう切り口でみんな考えてくれたのかな」と会見で説明している。

 ひろゆき氏のものまねバージョンは、20本の限定配信で、TikTokでのライブなどの予定は現時点ではないとのことだ。