陸上の男子マラソンで東京五輪6位入賞を果たした大迫傑(ナイキ)が、今夏のパリ五輪に出場する意向を表明した。

 昨年10月のパリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で1位の小山直城(ホンダ)と同2位の赤崎暁(九電工)が内定。残り1枠を懸けた東京マラソン(3日、東京都庁前~東京駅前)で日本陸連の設定記録(2時間5分50秒)を突破する選手が出ず、MGCで3位だった大迫が3枠目に決定した。

 ただ、かつて自身が編集長を務めるウェブマガジンで「もちろん五輪は大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」などとコメント。今後が注目されていた中で、4日に自身のユーチューブチャンネルを更新し、パリ五輪に「出場する予定です」と明かした。

 東京マラソンへの出場を回避した理由は「予定調和的な、どうせ出るんでしょというのが、むずかゆかった」と説明。さらに「ファイナルチャレンジで(選手が)精神的なエナジーを浪費するという部分がある。(五輪の)当日に3人の代表がベストの走りをするという目的を見失わないようなシステムが必要。だから見送った」との見解を示した。

 次戦のボストンマラソン(4月15日)については「予定通り出る予定です」と明言し「7年ぶりに初マラソンの舞台に帰ってくる。時がたつのは早いなというのと、その中で自分が成長してきた部分、もしかしたらこの間に何か落としてきた大事なものがあるかもしれない。過去は振り返らないタイプですが、スタート地点に立って新しい気づきがあるのではないかというのは、一つ楽しみな部分です」と胸を膨らませた。