ヤクルトが沖縄・浦添で行ってきた春季キャンプを28日に打ち上げた。
2022年まで2年連続でセ・リーグを制覇。しかし、昨季は一気に5位まで転落し、就任5年目の高津臣吾監督(55)は「層が薄い。底力がない」とチーム再建へ強い決意をにじませていた。今季を占う1か月間の鍛錬を終えたわけだが、指揮官の口から出たのは厳しい言葉だった。
キャンプを「50点」と総括し「これだけケガ人が出たら戦えない」とピシャリ。採点を求められるのは打ち上げ時の恒例で、各球団とも今後ののびしろなども含めておおむね「80点」や「100点満点」などとなるのだが…。
まず大誤算だったのは田口麗斗投手(28)の離脱だ。昨季33セーブを挙げ、守護神に定着したものの、キャンプ中盤に下半身の故障で一軍から離脱。抑え不在となれば投手運用する上で逆算が立たなくなり、首脳陣にとっても大打撃となる。田口が開幕までに復帰できるかは不透明のままで、クローザー不在の場合も想定してオープン戦を通じて見極めていく必要がある。
さらに、右ヒジ痛のため約2年間登板できなかった奥川恭伸投手(22)もコンディション不良を抱え、キャンプ終了を待たずに帰京。入団5年目となる今季の飛躍を期待されていたが、開幕ローテーション入りは絶望的な状況となっている。
高津監督はチームの再浮上に向けて「投手力の強化」をポイントの一つに挙げていた。にもかかわらず、抑えも先発の一角も期待できないとなれば頭が痛いのも当然だろう。
とはいえ、開幕前から白旗を掲げるわけもない。指揮官は「何とか工夫してやっていくのが監督の仕事」と逆風に立ち向かう姿勢を示し、キャンプ地を後にした。












