明治安田J1リーグは23日に開幕し、昨季3位の広島が同4位・浦和に2―0で快勝。今季から使用する新本拠地「エディオンピースウイング広島(Eピース)」の公式戦初戦を白星で飾った。湘南から新加入のFW大橋祐紀(27)が、いきなり2ゴールの活躍でチームを勝利に導いた。

 序盤から両者譲らない展開が続く中、試合が動いたのは前半45分。MF川村拓夢が思い切りよくミドルシュートを放つと、相手GK西川周作に弾かれてしまう。すると大橋が、こぼれ球に反応して押し込んで先制に成功した。

 1点をリードして前半を折り返すと、後半8分に大橋がペナルティーエリア内でファウルを受けてPKを獲得するも、FWピエロス・ソティリウが枠をとらえ切れずに失敗。しかし、同10分に再び大橋だ。左クロスに中央でヘディングシュートを決めてみせた。

 2得点のヒーローは「チームの勝利に貢献できてうれしい」と喜びを語り、この日にかける思いをこう明かした。「新スタジアムの歴史的な日に新加入ながらピッチに立ち、そこに恥じないプレーをしたいと思い、この一戦にかけて臨んだ」

 ミヒャエル・スキッベ監督は、大橋について「去年の湘南のような活躍を広島で見られてうれしい」と話す一方で、チームの試合運びには「最初の70分はいいサッカーができたが、それ以降は少しダウンしてしまって浦和がクオリティーを出してきた」と課題も挙げた。

 今季はスキッベ体制3年目。過去2シーズンはリーグ戦3位と安定した成績を残しており、新スタジアム元年こそはの思いは強い。森保一監督時代の2015年以来となるJ1制覇なるか。