新たな1年は野球人生の転機となるか。今季から、リリースポイントを変えサイドスローになった広島の左腕・塹江敦哉投手が、新井貴浩監督(47)のテスト起用に応えた。

 21日の練習試合・DeNA戦。5回無死一塁からDeNAの1番を打つルーキー・渡会に打順が回ってきた場面だ。指揮官は「イニングの合間でマウンドに上げたかった」と、2番手・高に代えて塹江を投入。公式戦を見据えた場面で起用されると、存在感を披露した。

 初球から最速149キロをマークした速球を敵の懐に投げ込み、相手をのけぞらせると、この残像を生かしつつ最後はスライダーで空振り三振に。「初球は抜けましたけど、その後、ゾーンで勝負できたのはよかった」と左殺しの役割をきっちりと果たしてみせた。

 この日は27歳のバースデーで、本人は「いい1年にしたい」とキッパリ。新井監督も「きょうもナイスピッチングだった。自信に満ちた表情をしていた…って書いといて」と、帰り際には左腕と記念撮影までして猛プッシュしていた。