中日が「連覇を狙う阪神の対抗1番手」として太鼓判を押された。本紙評論家の得津高宏氏が4日に沖縄・北谷の中日キャンプを訪れ、PL学園の後輩である立浪和義監督(54)と30分以上にわたって談笑。打倒阪神を果たす今季の最右翼が中日となることを確信した上で「立浪監督の表情が去年と比べてとにかく明るくなった。やはり中田翔が加入したことが大きい」とも力説し、竜の指揮官の激変ぶりから充実のキャンプを実感した。

 得津氏によれば、立浪監督は中田について打撃だけでなく守備面でも高く評価。「手の柔らかさ、捕球してから送球するまでの動きがとにかくなめらかだとベタ褒めだった」という。立浪監督は練習後の会見でも「やっぱり存在感がありますよね。チームの雰囲気も変わったように映りましたし。もちろん自分のペースでこのクールはやってはいるんですけど、徐々に上げながらやってくれると思います」と新加入の中田と中島に対して全幅の信頼を寄せていた。

 中田はこの日のフリー打撃で3連発を含む4本の柵越えを披露。スタンドから大きな拍手が送られたが、得津氏は左翼へ放った4本のアーチよりも「初めのうちは逆方向ばかり打っていた。ボールを長く見て(自分のフォームを)しっかりチェックしている」と丁寧な調整ぶりを評価。中日は昨年、チーム打率、得点、本塁打数ともリーグ最低だったが「中田という軸ができたことで細川や石川昂といった周りを打つ選手にも好影響が期待される。新外国人選手(ディカーソン)はやってみないとわからないが、得点力アップは間違いないでしょう」と貧打解消に太鼓判を押した。

「中日は大野雄、柳、小笠原、高橋宏、涌井、梅津、メヒア、根尾、仲地ら先発候補がめじろ押しで投手力は阪神と並んでリーグトップクラス。優勝候補筆頭はやはり阪神だが、中田の加入によって打線が活気づけばAクラスはもちろん、巨人とともに連覇を狙う阪神のライバルになる可能性は十分あると思います」と得津氏は見ている。

「まさか立浪監督と30分以上も話ができると思っていなかった。去年のキャンプでも立浪監督と話をしたが、今年は明るくて本当にいい表情をしていた。3年目のシーズン、頑張ってもらいたい」と得津氏は後輩にエール。〝中田効果〟でシーズン中も立浪監督の明るい表情が見られるのか大いに注目される。