昨季2度目のア・リーグMVPを受賞し、このオフにドジャースへ移籍した大谷翔平投手(29)は27日(日本時間28日)にニューヨーク市内で行われた全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の夕食会にア・リーグ新人王に輝いた2019年以来、5年ぶりに出席した。全て英語で行ったスピーチでは5年前の公約は果たせなかったが、流ちょうに話し、会場から大きな拍手を浴びた。英語力が大幅に向上していることが証明された――。
今回が99回目の歴史のある夕食会。1924年に行われた第1回は元祖二刀流のベーブ・ルースが出席していたのも何かの因縁だろう。
大谷は約2分間のスピーチを全て英語で行った。夕食会を主催したBBWAAとMVP投票で投票してくれた記者への感謝を述べると「このMVPは非常に名誉ある賞であり、この賞を受賞することは非常に意味のあることです。なので私に投票してくださった皆様に深く感謝します。また、受賞者の皆さん本当におめでとうございます」と語った。
昨年まで6年間所属したエンゼルスに「エンゼルス球団、オーナー、フロント、そして全てのスタッフの皆さん、この6年間ありがとうございます。あなた方のサポートと私が情熱を持っている野球をプレーする機会を与えてくれたことに感謝します」と述べるとチームメート、コーチのサポートにも感謝した。
さらに10年総額7億ドル(約1015億円=合意当時)で契約したドジャースには「私を信じてくれてありがとうございます。私のキャリアの次のステージを楽しみにしています」と今季の活躍を誓った。
最後は代理人のネズ・バレロ氏、水原一平通訳、家族と友人への感謝の言葉でスピーチを締めくくった。
5年前は手元の用紙に常に目をやり、最後に「次回、この場に立つときはこのチートシート(カンニングペーパー)なしでできるようにしたいです」と話して爆笑を呼んだ。今回もメモを見る場面はあったが、流ちょうな英語で時折、会場の出席者に目を向けてスピーチ。大きな拍手が送られた。
夕食会終了後に米FOX Sportsでアナリストを務めるベン・バーランダー氏が自身のX(旧ツイッター)に「大谷翔平がア・リーグMVPの受賞を受け、英語でスピーチした」と動画を投稿。続けて、「今夜、翔平が英語で話しているのを見るのは本当にクールです。とても印象的です」と絶賛した。
同局公式Xもユニコーンのイラストとともに動画を投稿すると、絶賛のコメントが相次いだ。
「素晴らしい!」
「アメージング!」
「すてきすぎる」
「なぜ、彼は友人に通訳してもらう必要があるのか?」
「おめでとうショウタイム」
また、リスニング力も向上している。受賞者らのスピーチに耳を傾け、何度もうなずいていたが、隣に座っていた水原通訳に確認する様子は見られなかった。日常生活も一人で送ることができそうだ。
英語も進化を続ける大谷。グラウンドでもグラウンド外でも異次元だ。
デコピンご機嫌ナナメ?
○…大谷は夕食会を終えると自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、愛犬デコピンとのツーショット写真を投稿。タキシード姿で笑顔の大谷が受賞したMVPの盾とともにデコピンを抱きかかえ、「I don’t know why he looks so sad(なぜ、彼がこんなに悲しそうなのか分からない)」と英文を添えた。たしかに視線を下に落としているデコピンはさえない顔つきだ。夕食会に一緒に出席できなかったことが不満なのか…。











