元読売テレビアナウンサーでフリーキャスターの辛坊治郎氏(67)が21日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演。自民党の裏金問題をきっかけに内閣支持率が低下しているにも関わらず、自民党内で〝岸田おろし〟が起きない理由を分析した。

 安倍派から閣僚に起用されていた松野博一官房長官、西村康稔経産大臣、鈴木淳司総務大臣、宮下一郎農水大臣が一斉に辞表を提出し、事実上の更迭となっていたことに、辛坊氏は「心情的には安倍派は切りたかったんだろうな」と岸田首相の気持ちを推し量った。

「本音で言うとね、思想的には安倍派って、どっちかっていうと自民党の右派、保守派で岸田さんっていうと比較的リベラルなんですね」と説明。「最初、政権維持のために自民党右派のためにいろいろやったんだけど、最大派閥の安倍派に常に配慮せざるを得ない。心理的には相当嫌だったんだろうな」と推察した。

 不祥事を起こした人間を懲戒免職にする事と辞表を取って辞めさせるのは世間体が違う。「クビ切ったって形を作れなかった岸田さんがいかに弱いっちゅうか…」と評した。

 火の玉人事の岸田政権を〝ゾンビ内閣〟とやゆした。「ここまで支持率が下がってくると、普通は辞めるとか辞めさせるって動きが出る」としながらも、自民党内では今何かすると裏金問題を背負わされるため、岸田おろしが起きないと語った。

「ゾンビ内閣は強いですよ。だって一度死んでるから死なないもん。本人は、自分が死んでることに気づいてないです」とし、自民党内も面倒事が続く限りは〝岸田おろし〟は起こさないと予言した。