ロシアサッカー連合(RFU)が、ウクライナ侵攻により欧州サッカー連盟(UEFA)から国際大会の出場禁止処分が続くことを受けて浮上していたアジアサッカー連盟(AFC)への転籍を理事会で否決。その〝理由〟に注目が集まっている。

 RFUは昨年から議論されているアジア転籍を満場一致で否決。UEFAとの交渉の中で国際大会への復帰に手ごたえをつかんでいることが主な要因となった。

 ただ、ロシアサッカー界の重鎮が同国の〝本音〟を指摘した。

 同国放送局「マッチTV」は、名将として知られるアンドレイ・コベレフ氏の見解を報道。「私は、あらゆる種類の資格停止処分が始まった当初から、さまざまな理由からいかなる状況においても、アジア連盟に移籍するべきではないと長い間言ってきた」というコベレフ氏。その理由をこう説明した。

「まず第一に、これはサッカー自体のレベルだ。アジアはレベルがケタ違いに低くなる」とバッサリ。そして「次に、移動の面だ。地球の半分を飛び回る必要がある。そして第三に、現時点ではオーストラリア、韓国、日本など我々と一緒にプレーしようとしない国も存在するだろうということだ」と語った。AFCには親露国が多いが、日本などはロシアとの対立姿勢を強めており、対戦を拒否する可能性を指摘した。

 そうした点を踏まえて「今は自分たちのサッカーを改善し、計画的に取り組むことが非常に重要だ。私の観点からすると、RFUは正しい決定を下した」とアジア転籍否決を支持した。

 近年はアジアのレベルも上がっているだけに、コベレフ氏の主張は物議を醸しそうだ。