高校年代の試合におけるビデオアシスタントレフェリー(VAR)導入論争に、日本サッカー協会の反町康治技術委員長(59)が見解を示した。
論争の発端は、10日の高円宮杯U―18プレミアリーグ決勝で起きた。後半45分、1点差を追う青森山田高のDFが左サイドからロングスロー。広島ユースのGKが懸命に手を伸ばすも防げず、そのままゴールインした。審判はGKの手に触れたとしてオウンゴールの判定となったが、セーブしようとしたGKに対して青森山田の選手が体当たりのような形でチャージしており、反則との指摘が相次いだ。
その後に広島側が協会に質問状を出すなど波紋が広がり、高校年代でも全国大会の決勝など可能な範囲でVARの導入を求める声がSNSなどを中心に噴出している。20日の技術委員会後に取材に応じた反町委員長は「それをやったら、どこまでやるんだという話になる。人員的に、金銭的に無理だというのはみなさんも理解していると思う」。現状では、高校年代にまでVARを導入するのは困難との見解を示した。
一方で「そうはいっても(J1昇格プレーオフ決勝の)東京V―清水の試合は、VARがなかったら背中がゾクッとすると思う。できるなら、やっぱり全部のリーグに入れてほしいのはある。それを高校の年代まで落としてやるか…悩ましい問題ではある」と胸の内を吐露。年代を問わず、やはり大舞台での誤審は避けたいのが本音だ。青森山田高の〝まさかの同点弾〟が、変革の呼び水となるか。










