スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)の今夏移籍は消滅か。ビッグクラブへの移籍を目指している中、今季ここまでリーグ23試合出場で2得点4アシストと負傷した影響もあって昨季の5得点5アシストを下回るなど、思い描いた結果を出せていない。加えて、元所属となる名門レアル・マドリードの〝呪縛〟が要因にあるという。
久保は昨年5月に代理人を変更。ドイツ大手事務所「Sports360」と契約した。元ドイツ代表MFトニ・クロース氏や日本代表DF菅原由勢(25=ブレーメン)が契約しており、今後の移籍を目指しての動きだったが、ステップアップできず、Rソシエダードに残留となった。
今季も飛び抜けた結果は残せていないことに加えて、移籍実現の大きな障害になっているのはクラブが設定した契約解除金(移籍金)6000万ユーロ(約112億2000万円)。公認資格を持つ選手代理人は「久保を欲しいと思うクラブがあっても、あまりに高額だから手が出ない。10ゴール10アシストくらいの結果を出していれば買い手はいたかもしれないけど現状では難しい」という。
もともとRマドリードから移籍金800万ユーロ(約15億円)でRソシエダードに加入する際に、再移籍した場合に移籍金の50%を元クラブに支払うという契約条項が付記された。Rソシエダードとしても貴重な戦力を売却する場合、Rマドリードへの〝還元〟を考慮。少しでも多くの収入を得るため、移籍金が高額設定となったとみられる。
同代理人は「レアルもすぐに(久保が大活躍して)売れると思ったんだろうけど、そうじゃなかった。久保自身が伸び悩んだので自己責任ではあるけど、レアルに50%も取られるというのも大きな足かせじゃないか。設定額の半額くらいが相場か。結局、ビッグクラブに行くにはグラウンドで結果を出すしかない」と指摘した。
この夏の移籍に向けて、久保サイドに大きな動きは確認されていない。ただ、6月開幕の北中米W杯に臨む日本代表のメンバーとして獅子奮迅の活躍を見せ、日本をベスト8以上に導けば一気に評価が高まるのは間違いないはずだ。












