勝利の方程式に返り咲く。ソフトバンクの甲斐野央投手が11日、ペイペイドームで契約更改に臨み、400万円増の年俸4000万円でサインした。

 ルーキーイヤーの2019年には65試合に登板。セットアッパーとしてフル回転した。年俸がアップするのは同年オフ以来となる。翌年に右ひじを痛めて手術を受けるなど苦しんだ。今季は46試合に登板して3勝1敗2セーブ8ホールドで防御率2・53をマークした。

「開幕一軍はかなわなかったけど、最後まで一軍に居続けることができた。(絶対的守護神の)オスナから9回を奪えたらめちゃくちゃかっこいいと思う。脅かすような存在となりたい。50試合以上、投げたい」。再浮上に向けたシーズンを振り返るとともに来季への抱負を語った。

 東洋大の2学年後輩である阪神・村上が、新人王、MVP、最優秀防御率に輝く大ブレークをした。もちろん、大いに刺激になっている。先日、大阪でのテレビ収録で同席した際には、自らの飛躍につながるヒントも探ったという。「いろいろ教えてもらいました。何のプライドもなく。技術的なところもそうですし、ピンチになった時の配球面とか、カウント別の意識など細かいところを聞きました」とニッコリ笑みを浮かべる。

 同学年には今オフ合同自主トレを行う予定のDeNA・上茶谷、中日・梅津や、オリックス・中川圭がいる。「これからまだまだ長く野球をしたい。最終的にはみんなで『東洋大すげーな』と言われるように頑張りたい」と誓った。