フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(中国・北京)で銀メダルを獲得した男子の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が、若き王者にライバル宣言だ。

 日本代表は11日、羽田空港に帰国。今季の自己ベストとなる合計297・34点をマークした宇野は「一番期待していた優勝はできなかったけど、ハイレベルな戦いの中で、自分の内容と結果に納得している。決して悪い気持ちではなくて、すごくうれしい気持ちもある。今後このハイレベルな中で、戦っていけることが楽しみです」とすがすがしい表情を見せた。

 優勝したイリア・マリニン(米国=19)は、クワッドアクセル(4回転半)など6種類の4回転ジャンプを決めて、世界歴代3位の314・66点を記録。宇野は「彼のジャンプ技術を上回る選手は、当分現れないと思わされるほど、素晴らしい技術を持っている。僕たちもジャンプではかなわなくても、それ以外の部分で戦っていけるように試行錯誤している。自分らしい個性を磨きながら戦っていこうと、みなさん思っています」。実力を認める一方で、対抗心を燃やしている。

 今後も、若き王者が日本勢の前に立ちふさがることが予測される。「今回マリニン君が優勝して、今後、彼がフィギュア界を引っ張っていくことは間違いない。彼にとってちゃんとライバルでいられるように、僕も最善を尽くしたい」と力強く意気込んだ。