新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」は8日の鹿児島・霧島大会で準決勝が行われ、IWGPタッグ王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組が「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」のアレックス・コグリン(30)、ゲイブ・キッド(26)組を下し、史上初の大会3連覇に王手をかけた。

 優勝決定戦(10日、熊本)のイスをかけた大一番は、一歩も譲らない意地の張り合いとなった。ウォー・ドッグスが変型ダブルインパクトをYOSHI―HASHIに決めれば、毘沙門はコグリンにデンジャラスニーブラをさく裂させ、合体技の応酬を繰り広げる。

 レフェリー不在の状況が生まれるとラフファイトに苦しめられた毘沙門だったが、コグリンの鉄製階段攻撃は後藤が阻止する。一進一退の攻防から、リング上はYOSHI―HASHIとコグリンの一騎打ち状態となった。

 打撃合戦から変型デスバレーを浴びたYOSHI―HASHIは、ジャックハマーを狙われてピンチに。しかしここで後藤が救出に訪れると、頂狩で切り返し起死回生の3カウントを奪取。接戦を制してみせた。

 これで優勝決定戦はSTRONG無差別級王者のヒクレオ&エル・ファンタズモとの王者対決となった。試合後のリング上でヒクレオから日本語で「ビシャモン、アサッテ、ガンバッテ」と呼びかけられると、両チームが握手を交わした。

 前半戦こそ苦しんだものの、ついに史上初の偉業が見えてきた。YOSHI―HASHIは「見ての通り、もうボロボロです。でもこれはタッグマッチ。心・技・体、そして絆を見せるリーグだと思ってる。仮にごっちゃんの首が悪いなら、俺がごっちゃんの首になるし、腕が痛いなら俺がごっちゃんの腕になればいいのであって、まだまだ俺たちは戦い抜けます」と、まるでブラック・ジャックに出てきそうなセリフでパートナーとの絆を強調。

 さらに「力の強さだけが全てではなくて、どんなにやられても、理不尽なことがあっても、立ち上がれる男が一番強いと思います。俺たちが本当の絆と強さをお見せします」と、3連覇への誓いを新たにしていた。