新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日後楽園大会のAブロック公式戦で、IWGPヘビー級王者の辻陽太(32)がSTRONG無差別級王者のボルチン・オレッグ(33)に3敗目を喫した。

 覚醒した〝モンスター〟との公式戦は、互いに一歩も譲らない意地の張り合いとなった。エプロンでの攻防から場外めがけてのジーンブラスターをさく裂させた辻だったが、シルバーライニングからの正調ジーンブラスターをキャッチされるとパワーボムで切り返される。

 ならばと打撃戦からドロップキックで吹っ飛ばされながらもジーンブラスターを決め、掟破りのカミカゼも発射。しかし再度のジーンブラスターはカウンターのラリアートで迎撃されバーディクト、さらにファイヤーラスターをキャッチされての餅つきパワーボムと、ボルチンの怪力で形勢をひっくり返される。カミカゼだけは阻止すべくロープを掴んでこらえたが、そのままコーナーに登られると雪崩式のラストカミカゼを浴びてついに力尽きた。

 退場時にはリング上からボルチンに呼び止められ「お前は本当に男だ。最強の男だ。頑張ってる人間だから、俺も付いて行くわ。あなたに負けないで付いて行くわ。新日本はもっと強くなるぞ! お前のおかげだよ!」と熱いメッセージを送られた。辻は「まったく、王者として情けないとともに、頼もしいぜボルチン・オレッグ。商売上がったりだ、あんたにこんなこと言われたんじゃな。でもうれしいぜ」と苦笑しつつも「後藤(洋央紀)には『一人で背負うな』って言われたけどさ、俺はハナから俺だけで背負えるなんて言ってねえ。この新日本プロレスのレスラーみんなで新たな黄金時代を作るんだ。そう、俺たちならできる。俺たちならできるはずだ」と決意を新たにしていた。