大リーグのウインター・ミーティングは7日(日本時間8日)、4日目を迎えたが、会場はすでにもぬけの殻。結局、エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手(29)の去就は、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が面談を認めたのが話題になっただけで幕を閉じた。詳細をひた隠しに進められる大谷FA交渉について、業界の情報通はどう見ているのか。
USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者は「とても新鮮。彼がどこを訪ねたかの情報を誰も漏らさず、ミステリーチームまで登場したり。ショーヘイは無駄に情報を流す必要性もなければ、代理人が15球団が5億ドルのオファーをした、などと吹聴する必要もない。とてもプロフェッショナルでとても連帯感がある。私は楽しいと感じる」と批判の声もある極秘交渉を好意的に捉えている。
「情報収集はたしかに難しいけど、逆にとても公平。代理人が好きな記者にだけ情報をリークするのとは違う。今回は一切リークがない。だから、ショーヘイを直接知っているとされる人々に連絡してみたり、行くだろうなと思われたチームに連絡してみたりといつもと違うアプローチをしているよ」
ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者は「今回の場合はある種受け売りというか、直接情報を得られていないから大変な面もある。CAA(大谷の所属する代理人事務所)の代理人でさえもネズ・バレロ(大谷の代理人)と一切コミュニケーションを取っておらず、何も知らないという。それはそれとして捉えている。皆がもっと話したら簡単だけど、皆が平等に何も知らないから、一生懸命頑張って探し出さなければならない」と記者魂に火をつけられたという。
FOXスポーツのケン・ローゼンタル記者は「大谷が自分のやりたいようにやったらいいし、いつもよりリーチする人は多かったかもしれないけど、私の仕事自体は彼が話しても話さなくても変わらない。皆、かなり丁重に情報を扱っている」と秘密主義には理解を示した上で「大谷が次のチームに行った時、すごい額の契約を得ているわけだから、もっとアクセス(取材)を許す必要があると思う。大リーグのスーパースターに求められるものの一つ。彼が野球をする上での責任として果たしてくれたらと思う」と注文もつけた。
MLBネットワークのジョン・モロシ記者によれば、大谷は10日(同11日)までに結果を出すという。果たしてどんな答えが出るのか。












