フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦(28)が、地元・宮城で感謝の舞を披露する。

 かねて2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興活動に努めてきた羽生は6日、「羽生結弦 notte stellata 2024」(2024年3月8~10日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ)を開催すると発表。自身が座長を担った23年「羽生結弦 notte stellata」の第2弾となる。

 東日本大震災の発生時、羽生は東北高1年。練習拠点だったアイスリンク仙台で被災した。リンクは閉鎖となり、自宅は全壊判定を受けた。避難所生活を余儀なくされ、多くの被災者とともに絶望の淵へ立たされた。だからこそ伝えられるメッセージがある。

 羽生は「この機会をいただけることが本当に嬉しいです。Notte Stellataという僕のプログラムの名前を冠してアイスショーを作っていただいているんですけど、このプログラム自体が東日本大震災に寄り添ったもので、3月の開催は僕にとってすごく意味のあるものになっています」とコメント。

 その上で「これまで3月11日という日々を繰り返してく中で、どうやって思いを伝えていったらいいのか、どうやったら思いが届くのかなとか、いろんなことを考えてきました。また、今回も皆さんの前で思いを届けることができて本当に幸せです」と思いをつづった。

 最後には「このショーの一番のテーマは希望なので、僕が皆さんからたくさんの希望を受け取ったように、僕たちスケーターから少しでも多くの希望が届くようにという思いを込めながら、祈りながら滑りたいと思っています(いずれも原文ママ)」と締めくくった。

 羽生以外の出演者は順次、公式ホームページで発表予定。複数のフィギュア関係者によると、羽生と大舞台で共闘したスケーターや、日本を代表するスケーターなどが参加する方向で調整が進んでいるという。