新日本プロレス2日の大阪大会「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦で、IWGPタッグ王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組が辻陽太(30)、サンドカン・ジュニア組を下し2勝目を挙げた。

 史上初の3連覇を狙う毘沙門だが、ここまで4戦して1勝2敗1分けの勝ち点3。準決勝(8日、鹿児島)進出のためには、これ以上は1点たりとも失点できない崖っぷちに追い込まれてこの日の公式戦を迎えた。

 孤立したYOSHI―HASHIが敵チームの合体技アンクラーを浴び窮地に追い込まれたが、辻がサンドカンの肩上からボディースプラッシュを放つ「バモスアミーゴ」だけは間一髪で回避。辻を激烈一閃で場外に排除し、今度はサンドカンを孤立させて数的優位を築いた。

 毘沙門は代名詞とも言える合体技攻勢で一気に勝負に出る。デンジャラスニーブラ(合体式ブルドッギングヘッドロック)を解禁すると、最後は必殺の消灯で3カウントを奪った。

 試合後のリング上でYOSHI―HASHIは「辻! 毘沙門はどうだった? 甘かった? からかった? それとも…しょっぱかった?」とマイクアピール。辻からは「戦ってみて分かったよ。あんたらやっぱりすげえよ。でもよ、このままじゃいけねえんだ。必ず決勝トーナメントで当たってやる」という言葉を引き出した。

 Bブロックではランス・アーチャー&アレックス・ゼイン、タイチ&上村優也が勝ち点8で首位タイに立っており、公式戦2試合を残して勝ち点3差で追う毘沙門は依然として苦しい状況に変わりはない。それでもYOSHI―HASHIは「今日勝ったことで、俺たちはぐっとぐっと決勝トーナメントに行く可能性が近づいたと思います。WTL、IWGPタッグ王者は優勝することができないジンクスがあります。しかし、そのジンクスを、俺とごっちゃんが必ず打ち破ります。IWGPタッグ王者として、このWTL、3連覇してみせます」と堂々と宣言。「俺とごっちゃん、毘沙門がWTLを3連覇するときも、一瞬だ!」と得意の決めゼリフで締めくくった。3年がかりで成し遂げる「3連覇」が「一瞬」というのも妙な話だが、細かいことは気にしないのが吉だ。