悲願の2団体王座統一戦実現へ、強力な援軍となるか――。ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(34=志成)が27日に都内で会見。大みそかの初防衛戦(東京・大田区総合体育館)で同級8位のホスベル・ペレス(28=ベネズエラ)を迎え撃つことが発表された。

 自身12回目の大みそか出場となった井岡は「日本中を盛り上げるような、みなさんがしびれるような試合をしたいと思います」と意気込み。相手のペレスを「戦績が良くて世界経験もあり、とても油断できない選手」と警戒した。

 当初、井岡陣営はWBC同級王者のフアンフランシスコ・エストラダ(33=メキシコ)との王座統一戦実現に動いていた。しかし、条件面が折り合わずに大みそか決戦は実現せず。約2週間前に試合を行うことを優先し、方針を転換した。本人は「エストラダ選手と戦いたいですが、それだけを目指すのは違うなとなって。今年の大みそかも試合を見たいと思っている方に、試合を見てもらいたいと思って決断しました」と説明。それでも交渉は続行し、来春の実現を目指すという。

 そんな中、統一戦実現の〝援軍〟に名乗りをあげたのが、今回の試合を独占無料生配信するABEMAだ。北野雄司エグゼクティブプロデューサーは「エストラダ戦に向けていい弾みをつくるご協力もしたいです。一度お仕事をしたからには、場合によってはお支えしたりABEMAに力を与えてもらったりでやっていきたいので」と力を込めた。

 今年6月のジョシュア・フランコ戦もPPV配信しただけに「一度ならず二度もこういう機会をいただいているわけだから、バックアップしていきたいです」と断言。エストラダ陣営にとっても、配信による収入は大きな魅力となる。その援護で交渉をまとめ上げたいところだ。