ボクシング界に空前の〝ラウンドガール旋風〟が巻き起こっている。WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)が5度目の防衛を果たした13日のタイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)は、ラウンドガールの過激な衣装がお茶の間をザワつかせた。ボクシング関係者から「下品」「時代遅れ」と辛辣な声が噴出する一方で、名前を売るチャンスとばかりラウンドガール志望者が続出中。ボクサーから主役の座を奪い続ける女神たちの実態に迫った。
この日の世界戦はゴールデンタイムにTBS系で生中継。ボクシングを知らない国民の目にも触れる機会となったが、放送開始早々にとんでもない映像が流れた。
ラウンドガールを務めた3人の女性は露出度満点の黒ビキニ。国歌吹奏の際、カメラに背を向けて日の丸を眺めた彼女たちの〝Tバック〟が映し出され、試合後も勝者の井岡がかすんでしまうほど過激な姿をさらしていた。試合直後のネットニュースは井岡の防衛よりもラウンドガールの話題が優勢。世界王者から完全に主役の座を奪ってしまった。
会場にいたボクシング関係者からは「下品すぎる」「さすがに引いた」との声が噴出し、リングサイドで見守った関係者は「F1の世界ではグリッドガールが廃止され、海外のボクシング興行でもラウンドガールをなくすプロモーターも増えている。時代と逆行しているね」と指摘した。中には「ウキウキして楽しかった」と肯定的な意見もあったが、大半は否定的だった。
今回の一件で、ラウンドガールの行く末はどうなるのか。あるプロモーターは「廃止になるどころか、むしろ歯止めが利かなくなるのではないか?」と推測する。
「今年に入って世界戦のラウンドガールの注目度が上がり続け、試合後に有名になるケースが目立つ。すでに複数の芸能事務所から『ウチの子を』と売り込みがあるとも聞いています」(同)
4月に行われた元WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)の試合では涙を流したグラビアアイドル天野麻菜が大ブレーク。さらに6月7日の世界バンタム級3団体統一王者・井上尚弥(大橋)の試合でもモデルの雪平莉左が涙ぐんで脚光を浴びた。〝涙でブレーク〟が2度も続いたことで、井岡戦はどうなる?と注目が集まり、なんとラウンドガールが試合前に囲み取材を行う異例の事態に…。前述のプロモーターは「今後もあの手この手で彼女たちはインパクトを残しにくるでしょう」と予測する。
村田、井上、井岡…と日本のレジェンドたちが上半期のボクシング界を大いに盛り上げたが、今後も「王者より女神」の流れは止まらなそうだ。












