〝大技〟から得たモノとは――。フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯(25日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)の女子フリーは、ショートプログラム(SP)11位の樋口新葉(22=ノエビア)が113・51点をマーク。合計165・69点で9位だった。
完全復活への足ががりをつかんだ。昨季はケガの影響などもあり、10月以降の試合を全て欠場した。長期間の休養を経て挑んだ今季はグランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス大会で5位に入ると、NHK杯では攻めの姿勢を披露。この日のフリーでは失敗に終わったが、代名詞の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)に挑戦した。
休養前はスケートの楽しさを見失っていたが、氷から離れる中で魅力を再認識した。「(3回転半ジャンプは)飛べるか飛べないかわからないし、練習でも降りてない状況だったが、自分がどこまでできるかなというのが、すごく楽しみだった」。結果だけでなく、過程も重視しているからこその言葉。「降りられたら次につながるし、降りられなくても、ここまでもすごく頑張ってくれていたので、これから頑張る気力にもなった」と収穫を口にした。
今季は12月の全日本選手権(長野・ビッグハット)にピークを持っていく方針を示している。「自分でも気持ちよく、練習通りに滑れたなと思う。全日本までにすごく練習しがいのある大会になった」。日本一決定戦では、またひと味違った姿を見せてくれそうだ。












