フィギュアスケートの世界王者・宇野昌磨(25=トヨタ自動車)は、節目の記録が懸かった大一番でも自然体を貫いている。

 グランプリ(GP)シリーズ第4戦中国杯ではフリーでの失速が響いて2位に終わったが、23日に行われたGPシリーズ第6戦NHK杯(24日開幕、大阪・東和薬品ラクタブドーム)の公式練習では、3種類の4回転ジャンプを確認。今大会で優勝すればファイナルを含めた通算10勝目となる一戦に向けて「特に思い入れは全くないが、期待していただけるなら、その期待に応えられるように全力を尽くしたい」と抱負を述べた。

 中国杯後は少ない時間の中で自らの演技を見直した。「やれることを全部しっかりやった。何よりもプログラム全体を練習してきた。今日までの練習はすごくやりがいを持って練習できた」と充実感を漂わせた上で「モチベーションがどうかはわからないが、しっかり練習してきたものが試合でどのような形で表れるのか、自分自身に興味がある」と静かにうなずいた。

 未知なる領域に挑む一戦で、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。