フィギュアスケート女子ロシア勢のレベル低下を指摘する声が自国から上がっている。

 ロシアメディア「スポーツ」によると、2015年世界選手権女子銅メダリストのエレーナ・ラジオノワ氏(ロシア)が現在のロシアフィギュア女子について「ピークを過ぎ、下降傾向にあるように思う」とズバリ指摘した。

 同氏は「彼女たちは4回転ジャンプを跳ぶリスクを冒さない。ロシア・グランプリ最終戦を見ると、4回転に挑んで転ぶよりも、自信に満ちた2連続3回転ジャンプをクリーンに跳ぶ方が加点が多い」と分析。
 
 その上で「もちろん、私はアレクサンドラ・トルソワやカミラ・ワリエワが出てきて、4回転を数本武器にしていた時のほうが好きだった。固唾をのんで見守ったし、まったく違うレベルだった」と、北京五輪までのロシア天才少女たちによる4回転バトル時代を懐かしんだ。

 国際大会から除外されているロシアでは国内で独自の大会を開催しているが、ワリエワも4回転ジャンプで失敗するなど精彩を欠いている。

 ラジオノワ氏は「4回転が少なくなったのは年齢制限の引き上げで説明できる。この年齢になると、ジュニアのころよりもジャンプをするのが難しくなる」とも語っている。

 今後、再び天才ジャンパーたちが現れる日はやってくるのだろうか。