WWEの「ダメージCTRL」はどこへ向かうのか。ベイリー、WWE女子王者イヨ・スカイ(紫雷イオ)、ダコタ・カイの悪のユニットに〝明日の女帝〟アスカ、〝海賊姫〟カイリ・セイン(KAIRI)が新たに加わり、大きな注目を集めている。

 日本で無期限休業に入ったはずのカイリは、4日のサウジアラビア決戦「クラウン・ジュエル」で電撃復帰。イヨの勝利をアシストし、強烈な存在感を示した。アスカは10日のスマックダウンで、タッグパートナーのビアンカ・ブレアに毒霧を浴びせて裏切った。試合後はアスカ、イヨ、カイリの〝日本人同盟〟が女子高生のようにキャッキャッと大はしゃぎしながらハグ。カイリのユニット入りに異を唱えていたリーダーのベイリーまで輪に入り、楽しげに抱き合った。

 さらには4人でビアンカ、〝女王様〟シャーロット・フレアー、ショッツィを暴行してやりたい放題。イヨは自身のインスタグラムに、バックステージで5人がそろった写真などとともに「われわれは過去最大のパワーがある」「ダメージCTRLはこれまで以上に強くなっている」と投稿。勢力拡大をアピールした。

 わずか1週間で3人から5人にメンバーが増強されたことには「ABEMA」の日本語実況で解説を務める元WWEのフナキも「クラウン・ジュエルから、ダメージCTRLがどんどん大きくなっていますね。ここまで膨れ上がるとは…すごいですね。ダメージCTRL、勢いが止まりません」と驚きを隠せなかった。

「カブキ・ウォリアーズ」としてWWE女子王座を獲得したアスカ&カイリを加え巨大戦力となった悪のユニットは、どこを目指すのか。「ABEMA」日本語実況でシュン・ヤマグチ氏が「これはもうウォーゲームズ、『サバイバー・シリーズ』まで待てませんよね~」と指摘したように、次回PLE「サバイバー・シリーズ」(25日=日本時間26日、イリノイ州シカゴ)での女子ウォーゲームス戦につながるとみられる。

「サバイバー・シリーズ」は軍団対抗戦が行われるWWE伝統の大会で、ウォーゲームス戦は金網に囲まれた2つのリングで戦う危険なチーム対抗戦だ。ダメージCTRLは右ヒザ負傷で長期欠場中のダコタの出場は不明だが、ベイリー&イヨ&アスカ&カイリの最強カルテットは出陣する可能性が高い。相手チームはダメージCTRLから卑劣な暴行を受けたビアンカ、シャーロット、ショッツィか。現状では1人ないし2人メンバーが足らないが、相手チームにも戦力補強はあるのか。

 役者がそろい、女子戦線が大沸騰の予感だ。