WWEマットに衝撃が走った。〝明日の女帝〟アスカが、悪のユニット「ダメージCTRL」入り。WWE女子王者イヨ・スカイ(紫雷イオ)、〝海賊姫〟カイリ・セイン(KAIRI)と日本人同盟を結んだのだ。

 イヨは4日のサウジアラビア決戦で前王者ビアンカ・ベレアの挑戦を受けたが、日本で「無期限休業」に入ったはずのカイリが電撃復帰。ビアンカを攻撃して、イヨの勝利をアシストした。ただイヨの盟友で「ダメージCTRL」のリーダー、ベイリーには寝耳に水だったようで、カイリの介入に不満げな表情を浮かべていた。

 10日(日本時間11日)のスマックダウン(オハイオ州コロンバス)では、ベイリーが「イヨの時代、すべては私の計画のおかげだ」と言い、計画にないカイリがなぜ加わったのか問いただすため、イヨをリングに呼び出した。イヨはダコタ・カイ、カイリを引き連れてリングに上がったが、ベイリーには2020年7月にカイリを襲撃してWWEから追い出した〝因縁〟がある。ダコタは「イヨはダメージCTRLを強くするために、カイリを連れてきたんだ」と主張。カイリも「ベイリー、私はリーダーとしてあなたを尊敬している。あなたを許すわ」とハグを求めた。嫌がるベイリーに3人は無理やり抱きついたが、ここでダメージCTRLと対立するビアンカ、〝女王様〟シャーロット・フレアー、アスカが登場した。

 アスカは「イヨちゃ~ん、カイリちゃ~ん、ナメとったらあかんぜよ、こらボケッ! やったるぜ、おりゃあ」と日本語で対戦を要求。これによりメイン戦でイヨ&ベイリー&カイリvsアスカ&ビアンカ&シャーロットの豪華6人タッグ戦となったが、衝撃は試合中に突如やってきた。ビアンカがベイリーに捕まり、アスカにタッチを求めた時だ。女帝は右手を上げてこれを拒否し、「助けて!」と困惑するビアンカの顔面に毒霧を噴射。続けてビアンカの後頭部にハイキックをくらわし、KOしてしまった。

アスカ(左)がビアンカ・ベレアに裏切りの毒霧噴射!(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
アスカ(左)がビアンカ・ベレアに裏切りの毒霧噴射!(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 さらには両手を広げ、「カブキ・ウォリアーズ」でWWE女子タッグ王座を獲得したカイリにハグを求めた。カイリもすぐに女帝に抱き着き、名コンビが復活。対立していたイヨも呼び込み、日本人3人が同盟を結んで抱き合った。おまけに嫌がっていたはずのベイリーまで勢いでハグの輪に入り、何とアスカが「ダメージCTRL」のメンバーになった。

 何だかよくわからないハチャメチャな展開に、シャーロットは怒り心頭。リングインしてカイリにビックブーツをくらわせたが、悪のユニットは4人がかりでボコボコに…。ショッツィが女王様の救出に現れるも、数の論理で圧倒した。イヨがシャーロットにムーンサルトプレスを見舞えば、カイリはビアンカにバックブローからインセインエルボーをぶち込んでやりたい放題だ。

 大ブーイングの中でイヨ、カイリ、アスカ、ベイリー、ダコタの〝新ダメージCTRL〟がそろって悪魔の笑顔でアピール。わずか1週間で3人から5人に勢力を拡大した悪のユニットが、女子戦線のイニシアチブを握りそうだ。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。