巨人の阿部慎之助監督(44)が6日、宮崎秋季キャンプに参加。自身の発案で、初の試みとなる〝午後練〟を行った。

 異例のスケジュールとなった。ここまでの秋季キャンプは午前7時半からの早出練習に始まり、全体練習は10時ごろから行っていた。朝から晩までみっちりと練習を行うハードなメニューとなっていたが、この日は阿部監督の考案で全体練習の開始時刻が昼の12時に設定された。

 これはキャンプ開始前から指揮官の構想の中にあったプランで、午前中の過ごし方を選手個々に委ねるものとなった。

 阿部監督が「まずはお試しで」と話す通り、試験的に行った〝午後練〟だったが、選手からの評判は上々だ。ここまでの疲労を抜くことに重きを置く選手もいれば、ウエートトレーニング、ランニング、グラウンドで特守を行って汗を流す選手など過ごし方はさまざま。ナインからは「午後に質のいい練習ができた」、「普段のナイターの試合前練習は午後スタートだからちょうどいい」といった声が出るなど、おおむね好評だった。

 阿部監督もこの日の練習を終えて「午前中はみんないい時間を過ごしたと思う。(気候も)暑いくらいだった。とてもいい1日になったかなと思います」と手応えをつかんだ様子。2月に行われる春季キャンプでも「9時(開始)と12時(開始)では全然気温も違うし。あとで選手にはヒアリングをしようかなと思います」と導入に前向きだ。

 選手の自主性を尊重した〝阿部式新メソッド〟。今後恒常化すれば、キャンプでの新常識となりうるかもしれない。