ニューヨーク・デーリーニューズ紙(電子版)は今オフにポスティングシステムでのメジャー挑戦が濃厚なオリックスの山本由伸投手(25)を特集した。「ヤンキースのターゲット、山本由伸は大リーグで成功すると元チームメートは信じている」との見出しで、今季オリックスでプレーしたフランク・シュウィンデル内野手(31)らの証言で山本を紹介した。

 今季オリックスでプレーしたシュウィンデルのロッカーが山本の隣だったそうで、山本は英語の練習をしながら、シュウィンデルに大リーグ時代のこと、日米の違い、プレーするのが好きな(米国の)都市についても尋ねてきたことを明かした。

 ニュージャージー州の出身で、ニューヨーク市内の大学でプレーしたシュウィンデルはまず「ヤンキースファンとして育ったので、偏見があるって彼に言った」上で、ヤンキー・スタジアムの輝かしい歴史について語り、自身がそこでプレーした数少ない機会を「大好きだった」と表現したそうだ。

 さらに2019年にメジャーデビューしたロイヤルズ、21年にプレーしたアスレチックス、21、22年にプレーしたカブスでの経験、それに全米で質の高い日本の食事を見つけることができることを伝えた。

 17年にオリックスで同僚だった左腕のフィル・コーク氏は、当時プロ1年目だった山本について「若いのに、コマンドの能力が際立っていた。若い選手の多くが手こずるような難しい場面でも、彼には素晴らしい感覚とコマンドがあった。一球一球に説得力があり、かなり正確に、(全ての球種で)ストライクを投げることができた」印象を持ったという。

 その上で「彼がどの球団に移籍しようが、私はうれしい。もし彼がヤンキースでプレーすることになれば、日本での彼のパフォーマンスからして、優れた(先発ローテーションの)一角になると思う」と期待を寄せた。

 同僚や対戦相手だった選手らを取材した同電子版は「全員が彼の仕事に対する姿勢、才能、人柄に光を当てつつ、彼がアメリカで成功を収めることに同意した」と伝えた。