全日本プロレスの福田剛紀社長が、元ノア・中嶋勝彦(35)の乱入について弁明した。

 21日の後楽園ホール大会では王者・青柳優馬vs宮原健斗の3冠ヘビー級選手権後に、客席から中嶋が登場。試合に敗れた宮原を花束で殴打し大騒動となった。

 福田社長は「私も本当に知らなかったので、驚きました。独断で、アポなしで来たんです…」と振り返る。選手、スタッフから自分だけが把握していたのではないかという疑いがかけられることを懸念し、自ら説明に出向いたという。

 また、団体の最高峰王座戦後に部外者の乱入を許したことについては「あの時点では何もできなかったので」とし、「宮原選手が気の毒でした」と、試合に敗れた上に花束で殴られたエースを気遣った。

全日本プロレスの福田剛紀社長
全日本プロレスの福田剛紀社長

 中嶋は28日の福岡大会でノアラストマッチに出場。今後については言及しなかったが、新GHCヘビー級王者の拳王が中嶋を意識するかのように「全日本プロレスの3冠ヘビー級王座に絶景があるのか?」と叫び、大きな波紋を呼んだ。

 さらに〝花束殴打事件〟について「プロレスラーとしては称賛するよ。だけど、一人の人間として、あの行動は超否定する。(ノアの)ラストマッチ前にやることじゃねえだろ!」と糾弾。中嶋の行為に、両団体が疑心暗鬼になっている。

 中嶋の今後について、福田社長は「全日本参戦の可能性? どうなんでしょう。見守りたいと思います」と慎重な口ぶりで話すにとどめた。

 ラストマッチ前の中嶋は「俺的には次のステージに入っているというか、先を見据えて動いている」と意味深に口にしていた。新たな戦場は王道マットなのか、それとも――。