新日本プロレス11月4日大阪大会で石森太二(40)とのV7戦に臨むIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)が、超変則2冠王者としての決意を明かした。前王者との防衛戦は、ベルトを腰に巻くために必要な通過儀礼。必勝の十字架を背負うヒロムにさらに追加された負けられない理由は、DDTのリングで奪取したアイアンマンヘビーメタル級王座の存在だ。
ヒロムは今年1月4日東京ドーム大会の4WAY戦を制しIWGPジュニアを戴冠。しかし挑戦者の一人、マスター・ワトから3カウントを奪っての勝利だったため、前王者の石森に直接勝つまではベルトを腰に巻かないと心に決めていた。
5月の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」公式戦では石森が試合中に頸椎を負傷しレフェリーストップという不完全燃焼。紆余曲折を経てついに迎える前王者との防衛戦に「前回の試合の続きはお互いに待ってたと思いますし、ついにベルトを腰に巻くときが来たなと。11か月かかりましたからね、腰に巻くのに」と必勝を誓う。
さらに22日にはDDT後楽園大会でアイアンマン王座を獲得。24時間365日レフェリーがいれば誰でもどこでも挑戦できるベルトを保持したことで、ヒロムは一瞬の油断も許されない身となった。早速25日後楽園大会では試合後に石森のみならずパートナーの辻陽太、セコンドの中島佑斗から3カウントを狙われるという人間不信待ったなしの状況に追い込まれた。
「正直DDTに返らない方が面白いなと思ってます。かと言って簡単に取られるのも気が引ける。負けたくないプライドだけですよ。これが崩壊した場合、簡単に人に渡してしまう可能性があるという。今はどこに渡ったら面白いかなという欲を押し殺している状態です」と平然と言い放つヒロムだが、さすがに11月12日のDDT両国大会に丸腰で参戦するのはバツが悪すぎる…。大阪決戦までアイアンマンを保持していた場合、自動的にIWGPジュニアとの〝2冠戦〟となるため、なおさら負けるわけにはいかなくなった格好だ。
例年の日程通りであれば大阪決戦が年内最後のIWGPジュニア戦となる可能性は高い。ヒロムは「いよいよMVPが見えてくるんじゃないですか? 通年でベルトを持って、7度防衛ですからね? しかもアイアンマンとの2冠ですよ? たぶんこの先、この2つを同時に巻くレスラーは二度と現れないんじゃないかと」と、もはや今年何度目かも分からないプロレス大賞MVP取り宣言。2本のベルトを死守して、ジュニア選手としては1982年の初代タイガーマスク以来となる同賞受賞を手繰り寄せる。












