2015年11月15日に引退したミスタープロレスこと天龍源一郎(73)が、心臓の手術を受けていたことを19日に明かした。「環軸椎亜脱臼に伴う脊髄症・脊髄管狭窄症」のため、昨年9月から約10か月の入院生活を終えて6月に退院したばかりだったが、8月15日に再入院。同28日に生まれて初めて心臓にメスを入れたという。手術は成功して9月19日に退院。現在はビールも飲んで自宅療養の日々を送る。またもや天龍が力ずくで病魔を〝完全KO〟した。
――6月に退院したと思ったら8月に緊急入院。詳細は明かされないまま9月に退院した
天龍 シャバに出たと思ったらまた入院だ。俺は2~3日の検査で終わると思ったんだが、心臓に不具合が見つかって10日後に転院。1か月もかかってしまった。めちゃくちゃ退屈で記憶がほとんどない。黙っていたけど、実は生まれて初めて心臓の手術をしたんだよ。
――えっ
天龍 心室細動からくる心不全の疑いで入院になったらしい。転院先では心臓の心室の中で体に変な信号を送っている患部を焼き切る手術を受けた。3~4か所は切ったのかな。3時間ぐらいかかったらしい。手術後はグッスリ眠れたんで「やっぱり心臓の手術をすると深く眠れるんだなあ」と思ったら単に麻酔が効いているだけだったよ。
――まさか心臓にメスを入れていたとは…
天龍 俺も驚きだ。こんなに立て続けに手術したのは初めて。だけど相撲で3勝3敗とか7勝7敗で千秋楽を迎えたことが何度もあったから、平気で耐えられて最後にひっくり返せたのかもな。
――そして無事成功して自宅療養に至る
天龍 自分でも元気だと思っていたのにこんなに病気が多い男だとは思わなかった。前にも言ったけどここまで開き直れるのは(故アントニオ)猪木さんが、最後まで自分をさらけ出す生きざまを見せてくれたからだよ。それと自分では分からないけど「本来の俺はこんなもんじゃない」という思いが強かった。13歳で相撲に入ってからその意識を植えつけられた。病室で(天龍プロジェクトの)試合の映像を見て勇気づけられた。今のところペースメーカーを入れる必要もなくなったよ。
――再入院中は
天龍 競馬は入院中、1回も当たらなかったな、コンチクショー。あまり深く考えないで俺も適当になったのかもしれないけれど、最大の敗因は東スポが病院の売店に置いてなかったことだ。
――……
天龍 そういえば三途の川の向こうで(故ジャイアント)馬場さんが立っている夢を見たんだ。俺が「お疲れさまです」と頭を下げたら、横にいたジャンボ(鶴田さん=故人)が「源ちゃん。まだこっちに来ないでいいよ」と言うんだ。そしたら後ろからグレート小鹿が俺の背中をポンと押すもんだから、体を入れ替えてアームホイップで川の中に叩き込んでやったよ。「ドボン」という音がしてたな…。
――11月19日には後楽園ホールで「第3回龍魂杯トーナメント決勝戦」を訪れる。生の会場は1年3か月ぶりだ
天龍 俺の言葉でお礼を言いたい。ふだん新木場に集まってきてくれているお客さんだからね。
――今の日常生活は
天龍 毎日スーパードライ(350ミリリットル)を飲んで、好きなものを食べて好きなことをやって過ごしている。歩行器を使ったリハビリやスクワットやチューブを使った筋トレも30分ずつ必死にやってる。自分でもしぶといなあと思ってるよ。
――「天龍さんは大丈夫なのか」と心配するファンや関係者は多い
天龍 絶対にギブアップしないでほしい。一日一日を悔いのないように生きる。そうすれば実りの秋が必ず来る。俺もそうやって生きていきます。最後まで天龍源一郎の生きざまを見てください。













