ロッテの長距離砲、グレゴリー・ポランコ外野手(32)の評価がここにきて急上昇を見せている。昨オフに巨人からロッテ入りすると、持ち前の豪快な長打を武器に開幕直後からチームをけん引。その勢いはシーズン最後まで衰えず最終的に計26本塁打を放ち、ソフトバンク・近藤健介、楽天・浅村栄斗と並びリーグ本塁打王に輝いた。
さらにポランコはCSファーストステージに入っても好調を維持している。14日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で初回に右中間席上段に突き刺さる特大ソロを放って勝利に貢献。翌15日の同戦でもチームは1―3で敗れたものの初回に一時同点となる犠飛を放つなど、2打数1安打1打点の活躍で存在感をみせた。
長丁場のペナントレースだけでなく緊迫感漂う短期決戦でも勝負強さが光るドミニカン。そんな強打者だけにロッテとしては頼もしい存在なのだが、喜んでばかりもいられない。あまりの活躍で他球団からの評価が高まり「魔の手」が迫っているからだ。某球団の編成担当によると、すでにパ・リーグの複数球団が水面下でポランコを調査。プレーオフ終了と同時にアプローチをかける可能性が高いという。
「もともとポランコは昨年オフに巨人から放出された時点で『守備は期待できないが指名打者のあるパ・リーグなら活躍できるのでは』とうわさされていた。それでもロッテ以外のパ球団が獲得に難色を示したのは2億5000万円という高年俸と指名打者中心という起用法。そんな状況でロッテが1億8000万円という安値で条件面に応じさせ、獲得にこぎつけた。今オフは今季の実績も加わって他球団も金銭を上乗せするだろうし、ポランコ側も条件面で妥協しないはず。となれば、ロッテ残留を含め争奪戦は確実でしょう」(前出の編成担当者)
すでに資金潤沢なオリックスやここ数年、良質外国人打者を獲得できていない楽天などが水面下で触手を伸ばしているといわれる。前出の担当者は「オリックスも楽天も日本での実績がある外国人打者は喉から手が出るほど欲しい。そこに今オフは大型補強を見送るといわれるソフトバンクなどが仮に加わったら資金力に乏しいロッテは太刀打ちできない。関係者はポランコの活躍がうれしい半面、オフの去就には気が気でないはず」。
ロッテといえば昨オフ、守護神・オスナ、2016年オフにもチームの主砲だったデスパイネがいずれもソフトバンクに〝強奪〟された苦い経験がある。もはやロッテの優良助っ人が他球団にさらわれるのは「オフの風物詩」になりつつあるが…。今オフも大活躍助っ人は流出してしまうのか、その動向に注目が集まる。=金額は推定=












