CSの本拠地開催に大きく前進だ。広島は30日の阪神戦(マツダ)に2―1で競り勝った。先発・九里が7回1失点の好投。打線も少ないチャンスをものにした。DeNAが勝ったため、2位確定はしなかったが、ゲーム差「1」をキープした。

 ヒーローは末包昇大外野手(27)だ。「ずっと歯がゆい時間が続いていた。何とか流れを変えたいと思っていた」という末包が、1―1の8回一死で加治屋の初球、134キロ変化球を完璧にとらえて左翼スタンドへと叩き込んだ。

「打った瞬間は(手応えが)良かった。ただ、風がどうかなと思って見ていた」という末包は、表情を変えずにダイヤモンドを一周。それでもベンチで新井監督ら首脳陣とチームメートに笑顔で迎えられ、喜びを爆発させていた。

 新井監督は「末包さん、すばらしい本塁打だったね。ちょっと体勢は崩され気味だったけど、すごいパワーだった」とたたえた。続けて「もう少しベースを速めに回ってほしいですけどね」とニンマリしながら話すのも忘れなかった。

 CSに向けて存在感を示し続けている末包。指揮官は「末包さん、いいアピールしてますね」とうれしそうに語った。また0月1日の阪神とのシーズン最終戦(マツダ)へ新井監督は「目の前の試合を勝っていくだけ」と気合を入れていた。