西武・山川穂高内野手(31)の周辺がにわかに騒がしくなってきた。公式戦への無期限出場停止処分を受けた大砲は10月9日から宮崎で行われる「フェニックス・リーグ」で約5か月ぶりとなる実戦復帰に向けて調整が進められている。醜聞ざたで多大な迷惑をかけ、取得が見込まれる国内FA権を行使しないとみられていたが、ここへきてFA移籍に踏み切る可能性も指摘され始めている。
山川の復帰に事実上のゴーサインが出された。西武・後藤オーナーは29日に東京都内で行われたプロ野球12球団のオーナー会議後、無期限の公式試合出場停止処分を受けている山川の今後について「フェニックス・リーグは公式戦の対象ではない。これは球団の判断に任せるということ」と説明。この日のソフトバンク戦(ペイペイ)前に対応した渡辺GMも「フェニックス・リーグは処分の対象外。いろんな状況を鑑みて決める」とコメントし、山川が同リーグ出場へ向けて調整中であることを認めた。
ちなみに山川が「故障者特例措置」の適用によって取得する見込みとなっている国内FA権に関して、後藤オーナーは「最終的には本人の判断。彼が最終的にどういう決断をするのか。選手の権利として私は彼の判断を尊重する」と述べており、西武側のスタンスを明確に示している。
球団に残るも去るも、全ては山川の決断次第という極めてフレキシブルな姿勢だ。だが球団やチーム周辺には「それでも山川はFAを行使して出ていく」という見方が根強い。その根拠となっているのは「(11月で32歳になる)年齢的なことを含めて、おそらく今回が最初で最後のチャンス。どこで再出発するにしてもイバラの道になることは間違いない。ならば、せっかく手に入れた権利を行使して初志を貫徹するのではないか」(球界関係者)との指摘だ。
「フェニックス・リーグ」には水面下で山川の獲得に興味を示す〝影の候補球団〟の編成担当者たちが集結し、熱いまなざしを向けることになるかもしれない。












