新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・SANADA(35)が、メンバー離脱に揺れる「Just 4 Guys(J4G)」に危機感を募らせている。金丸義信(47)が「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」に移ったことで、10月9日両国国技館大会で控えるEVILとのランバージャックデスマッチ形式のV4戦は圧倒的不利な状況。戦略の見直しが不可欠との見方を示した。

 両ユニットの仁義なき抗争は、24日神戸大会で新展開を迎えた。何と金丸がJ4Gを離脱し、H.O.Tに電撃加入。SANADAは「起こったことは仕方ないので現実を受け止めて前に進むしかないんですが、勢いが落ちてますね。このままだと終わっちゃうんじゃないかってくらい」と、浮かない表情でつぶやいた。

 金丸からは「つまんないもん。客の支持を集めるために、必死でこびて」と痛烈な言葉も浴びせられた。これに対しSANADAは「人それぞれ考えありますからね。俺の中でこびてるって考えはなくて、求められてるところにいってるだけで。今までやってこなかった新しいことにトライしている感覚なので」と反論。

 自身も今年3月にロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを脱退しただけに、金丸の決断を一方的に否定するつもりはない。だが「本当にやりたいことがあるなら、ですけどね。どうもEVILのやり方にだまされてるんじゃないかって気もしますね。ランバージャックの数合わせに利用されてるんじゃないかって」と指摘することも忘れなかった。

 両国でのIWGP世界戦はセコンドがリングを取り囲むランバージャック形式が採用され、総力戦の様相を呈している。SANADAの提案に回答を保留していたEVILは、自軍が数的優位になった途端に受諾する策士ぶりを発揮。対照的にJ4Gはタイチが「本人の申し出により」欠場が続いており、現在も音信不通だという。王座戦でも不在となれば「3対5」の圧倒的不利となる。

 SANADAは「タイチ兄やんがいつでも帰って来れるように、居場所は守らないといけない」と復活を信じる一方で「もしも間に合わない場合は3対5でもやってやるよと言いたいところですけど、現実的に考えると…。このままだとさすがに勝ち目はないでしょうから、対策を練りますよ」と宣言。果たして形勢逆転の一手はあるのか…。残された時間は決して多くはない。