鬼門となっている仙台で8連敗を喫し、背後にまで詰め寄られた。3位・ソフトバンクが20日の4位・楽天戦(楽天生命パーク)に1―6で敗戦。再び借金1となり0・5ゲーム差に最接近された。

 1―1の同点に追いついた直後の5回、投手陣がつかまった。先発・大関が、この日4度目となる先頭への四球を与えた。犠打で一死二塁となったところで、ベンチは1安打ながら5四球を与えていた大関から2番手・津森にスイッチした。

 しかし、津森が4連打を許した。勝ち越され、なおも一死一、三塁の場面では、投手は津森のままで捕手・嶺井から甲斐に交代したが、島内、浅村に連続適時打を浴びた。

 スクイズで同点に追いついた直後だった。藤本博史監督は「あれで流れを呼びたかったけどね。守りが長かったら攻撃が淡泊になってしまうよね。いい流れにするためにはどうしたらいいかを考えながら、もう一つも落とせないので一戦必勝という形でやっていけたら」。

 また、捕手交代のシーンについては「津森で止めにいっている。(嶺井は)あまり受けてないからね。(流れは)変わらんかったね」と説明。痛い敗戦に悔しさをにじませた。

 この日、オリックスの優勝が決定した。球団としても屈辱の事態だ。常勝を標榜し今季に向けては大型補強を敢行しながら、90年代の黄金期西武以来となるパ・リーグ3連覇を成し遂げられた。

 残りは12試合。何とかCS圏を確保し、下克上を目指すしかない。オリックス戦は11勝10敗でリーグ唯一の勝ち越し。敵地・京セラドームでも今季は6勝3敗1分けと戦えているが…。

 2試合多く残している楽天に0・5ゲーム差に迫られた事態は重い。パ・リーグのCS争いは2位・ロッテから4位・楽天まで2・5ゲーム差の大混戦となっている。