次々と記録を塗り替える陸上女子の田中希実(24=ニューバランス)に対し、思い出の地からもメッセージが送られた。

 一昨年の東京五輪では、江戸川区陸上競技場(スピアーズえどりくフィールド)を各国の陸上選手が練習会場として使用。田中も調整の一環で利用し、1500メートルで日本記録(3分59秒19)を樹立した。日本女子初の3分台をたたき出したこともあり、大会後に田中が競技場を訪れた際には、電光掲示板でメッセージを送ったという。

 東京五輪後の田中は調子を落とした時期もあったが、8月に行われた世界選手権の5000メートルで日本記録(14分37秒98)をマークした。さらには9月のダイヤモンドリーグ(DL)ブリュッセル大会の同種目では14分29秒18の日本新記録で3位。世界の舞台で堂々たる走りを見せている。

 先日にはハードスケジュールの合間を縫って田中が再び競技場を訪問。そのタイミングに合わせて、電光掲示板には「5000m 日本新 おめでとう 田中希実選手」などと記したメッセージが寄せられていた。競技場の担当者は「先日田中選手が練習で使用された際に、ご好意でやらせていただきました」と明かした。

 直近の田中は欧米遠征から12日に帰国したが、14日にはDLファイナル(16~17日、米オレゴン州ユージン)に向けて出国した。1つでも上の順位を目指す中で、日本からのメッセージは大きな力になること間違いなしだ。