新日本プロレス14日富士大会で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILが理不尽すぎる強権を発動させた。

 EVILは10月9日両国大会でIWGP世界ヘビー級王者のSANADAに挑戦する。8月両国大会で強奪したベルトを私物化すると、王者を自称した状態でシリーズに帯同。この日の大会では8人タッグ戦の前哨戦に出撃し、ラフファイトからのEVIL(変型大外刈り)で勝利を収め王座戦に弾みをつけた。

 H.O.TからはSHOも24日神戸大会でKOPW保持者・タイチへの挑戦を控えている。同タイトルの争奪戦は原則的に双方が提案したルールをファン投票にかけ、多数票を得た方が採用される。タイチの「時間無制限セコンド手錠拘束マッチ」に対しSHOは「完全決着10分1本勝負」を提案。しかしその内容は「10分時間切れの場合はSHOの勝利」「タイチはブラックメフィスト禁止」などやたら挑戦者に有利な条件が揃い「体重差、その他も考慮して追加ルールあり」といくらでも後付けできるカラクリとなっていた。

 すると早速この日の試合後のバックステージでEVILが「おい、SHO。タイチのデンジャラスバックドロップは体重差的にも文字通り危険極まりないから、俺のチャンピオン権限で追加で禁止ルールにするぞ。どうだ?」と身勝手提案。SHOも「俺もお願いしようと思ってた」と呼応すると「おおそうか、ならば決定だ。おい、追加で発表しとけや。分かったか。よく覚えとけ」とスタッフにルールの追加を厳命した。

 この調子でいくと、シリーズ中にどんどん挑戦者に有利な条件が増えていきそうな気配だ。仮にSHO提案ルールが採用されてしまった場合、タイチは厳しい戦いを強いられることが必至だが、果たして――。