セ首位・阪神は10日の広島戦(甲子園)を5―1で快勝し、今季3度目の8連勝で優勝へのマジックを「5」とした。

 阪神・伊藤将、広島・九里の息詰まる投手戦となり7回を終え、1―1。我慢比べの展開で、連勝に勢いに乗る虎が展開をこじ開けた。

 100球を超えた8回表を伊藤将が気迫のむき出しの姿で3人に料理すると、その裏、先頭・近本の四球を突破口に、犠打と2つの四球で二死満塁。ここで代打・糸原が九里の127球目を中前に運ぶ決勝の2点適時打。

「延長がイヤだなと思って…濡れたくないと思って打ちました(笑い)」(糸原)と試合途中から振り出してきた雨を理由に〝決着〟をつけることに集中。これで九里をノックアウトすると、2番手・大道から木浪も中前へ2点適時打を放ち、この回一挙4得点。完全に赤ヘルの息の根を止めた。

 2位の広島相手に会心の同一カード3連勝に岡田彰布監督(65)も満面の笑み。8回を投げ抜き、初戦の村上、2戦目の大竹に続き、3人目の10勝目を挙げた伊藤将が「最後まで行かせてください」と〝完投〟を直訴してきたことを明かし「もう『決めてこい』とね。昨日、おとといと(村上、大竹の)2人に勝ち星ついているので、何とか…という気持ちは野手にもありましたね」とチーム一丸で、好投を続ける先発陣に2ケタ勝利投手を3試合連発で生み出したことにご満悦。

 3連勝でマジック「5」とし「片手になったですね。相手も巨人だし、ファンの皆さんも楽しみに応援してもらいたい」。最短14日の本拠地・甲子園での胴上げに向け、その可能性を大前進させた。