和製大関の逆襲はなるか。大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)を控えた2日、横綱審議委員会の稽古総見が国技館で行われた。

 大関貴景勝(27=常盤山)は新大関豊昇龍(24=立浪)、大関霧島(27=陸奥)らと相撲を12番取って6勝6敗。4年ぶりに一般公開された稽古総見を終えて「お客さんの前では巡業でも稽古してるけど、みんな番付発表後でピリッとしてる。気合を入れて一番一番集中してやろうと思った。なかなか(番付が)上同士で取れることはないので良かった」と充実感を漂わせた。

 7月の名古屋場所は両ヒザの故障で全休。今場所は自身7度目のカド番で迎える。貴景勝はヒザの状態について「もう全然、大丈夫。実力があれば勝つし、負けたら弱いだけなので。そういう意味では全力でいける。100%、戦いに集中できると思っている」と万全の状態を強調。霧島、豊昇龍と新大関が2場所連続で誕生した状況にも「他はどうとか、全然気にしない。大関は優勝か、それ以外しかない。三賞もないし、優勝しか目指してない」と言い切った。

 1月の初場所では3度目の優勝を達成。綱取りに挑んだ春場所でヒザを痛め、それ以降は苦しい戦いが続いている。和製大関は「自分の相撲人生、上がったり落ちたりなんで。いいこともあれば、悪いことも、常に隣り合わせでやってきた。今年も出だしはいいところから始まって、またケガをして今があるので。いいことが続くように、頑張るだけ」。復活への強い決意を口にした。