一般社団法人ウェルネス総合研究所は9月3日の「睡眠の日」を前に、睡眠コンサルタントの友野なお氏監修のもと、全国の10~60代男女1200人を対象に「睡眠に関する意識と実態調査」を実施した。その調査結果と、質の高い睡眠についての発表が29日、都内のファーイーストビレッジホテル東京有明で行われた。
現代の睡眠事情として、約7割の人が睡眠に何かしらの悩みを抱えているという。そして、ノンレム睡眠(ノンレム睡眠の中でも一番深い眠りを深睡眠という)とレム睡眠、この二つの睡眠バランスが乱れ、質の低い睡眠をしている可能性があることが分かった。
友野氏は「質の高い睡眠には、ノンレム睡眠・レム睡眠どちらも十分に取れていることが重要です。私たちはぐっすり深く眠ること=質の高い睡眠と思いがちですが、実はそれだけでは不十分です。すっきり目覚めるためには睡眠の後半に現れるレム睡眠の時間が確保されていることも重要なのです。深睡眠をしっかり取れているはずなのに、翌朝すっきり起きられないという人はレム睡眠が足りていない可能性があります」と語る。
睡眠の役割には「記憶の固定」「身体・脳の疲労回復」「感情の整理」「身体機能の回復」がある。
ノンレム睡眠は体と脳の休息に役立つ。ノンレム睡眠の前半に現れる最も深い深睡眠の時に成長ホルモンが分泌され、体の回復や美肌効果もあるという。
深睡眠を取ることで、睡眠後半にレム睡眠が現れ、すっきり目覚めるための準備と、感情と思考の整理や心のメンテナンスが行われるという。
この両者のバランスが取れていると、熟睡感が得られるわけだ。
睡眠の質を向上する方法について、友野氏は「肩こり、腰痛などで睡眠バランスが崩れている人は寝具の見直しをしてください。マットレスは10年、枕は1・5~3年が寿命といわれています。個人的にはパジャマを着ると全然寝心地が変わると思います。そして、寝る時間よりも起きる時間を一定にすることがリズムを整えます。また、起きてすぐ15秒間、窓から外を見上げてください。睡眠ホルモンの分泌が止まり、目覚められます」と指摘している。












